セルライトとダイエット

ダイエットの動機では二の腕や太もも、お尻などのやせにくい部分太りにお悩みが多いですね。
特にこの傾向は女性に多く、その解消として色々なダイエット方法が出回っています。

しかもこの体のやわらかい部分が太ると、部分的に盛り上がって、肌がデコボコしてくることが多いのです。
やせているのに、下半身の一部分だけがデコボコしてきた、という人も多いでしょう。
このデコボコの原因といわれているのが、細胞の余分な脂肪や老廃物、水分のかたまりである「セルライト」です。

通常、人は細胞内の脂肪を利用してエネルギーを得ています。
ところが、この脂肪がふえすぎるとエネルギーとして利用されずにセルライトになり、細胞ひとつひとつが太ってしまいます。
太ってしまった細胞は、ところどころくっつきあってふくらみ、表皮を押し上げるようになります。それが肌の表面にデコボコとなってあらわれて、みにくい部分太りになってしまうのです。
セルライトは太ももやお尻などの、脂肪の多いやわらかい細胞にできやすいという性質を持っていますから、下半身などの最も気になる部分が、部分太りになりやすいのです。

女性の脂肪細胞は妊娠や出産に備えて、脂肪を蓄えやすい構造になっています。
多少の脂肪は女性が妊娠や出産のための貯金といえるでしょう。
ですから女性はもともとセルライトをつくりやすいのです。

20代を過ぎると、見た目はやせている人にも、表皮の下にセルライトができ始めます。
セルライトができてしまうきっかけには、血行不良や女性ホルモンの乱れなどが考えられます。
ホルモンのバランスや、加齢によって新陳代謝が悪くなると、毛細血管の血のめぐりが悪くなり、細胞が自分で余分な脂肪や水分を排出できなくなります。これがセルライトの始まりです。